原産国と原産地は違う

キャットフードには、「原産国」と「原産地」の2つが記載されています。似たような言葉ですが、この2つには大きな違いがあります。

原材料の多くは輸入品

キャットフードを作る場合、肉や魚、穀物などの原材料を加工して商品にします。この原材料が同じ国内から調達したものであれば、原産国と原産地は同じになります。つまり、原産国は原材料を加工して最終的な製品にした国です。つまり、製品の工場があるところです。

原産地は、原材料のある国です。日本で生産した肉を日本で生産すれば、原産国と原産地が同じで「完全生産品」と呼びます。しかし、日本の自給率の低さでもわかるように、食料品の原材料は海外から調達しているものがほとんどです。キャットフードも例外ではありません。原材料を海外から輸入してペットフードに加工しています。原材料の多くは輸入品なのです。

原産国の定義

世界貿易機関(WTO)は、「実質的な変更をおこなった国」を原産国と定めています。輸出入品の場合、HSコードでグループ別に分類されています。例えば、キャットフードの場合、「飼料用に供する種類の調製品、ペットフード、ドッグフード、キャットフード、餌」というカテゴリーになります。一方、原材料となる肉類は「肉および食用のくず肉」の項目になり、さらに細かくHSコードで分類されています。つまり、ペットフードと原材料は全く別のHSコードになります。中国から原材料を輸入して、日本の工場で製品化すれば、原産国は日本ですが、原産地は中国になります。

チャイナフリー

キャットフードの場合、原産国も大切ですが原産地にはより注意が必要です。アメリカのメーカーが引き起こしたペットの大量死事件の原因は、中国から輸入した原材料に有害なメラミンが混入していたことでした。食の安全性が疑われる原産地のペットフードは要注意です。最近では、中国の原材料を使用しない「チャイナフリー」を宣言しているメーカーも登場しています。

原産地をチェックして選ぼう

愛猫が食べるキャットフードも安全なものを選びたいものです。そのためには、原産国だけでなく原産地をチェックすることが大切です。

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